千寿墨 正倉院宝蔵 華烟飛龍鳳皇極貞家墨 復元墨

固形墨

昭和五十ニ年

商品名 千寿墨 正倉院宝蔵 華烟飛龍鳳皇極貞家墨 復元墨
サイズ 29.8×5.2×1.9 263g
価格 132000円(税込)
項目 唐時代の名墨はさいわい我国に保存され、正倉院中倉階下の中棚に仮斑竹箱赤塗箱それぞれ一合に、墨十四挺、白墨一挺および破片一が納められています。その中で、二番目に大きく品格最もすぐれている墨がこの「華烟飛龍鳳皇極貞家墨」であります。 この墨は陽文で「華烟飛龍鳳皇極貞家墨」の十字が刻出してあり、一字づつ点で区切って中の三点が朱書されています。背面は「開元四年丙辰秋作貞☐☐☐☐」十三文字は朱で書かれてありますが下の四字は消えて判読できません。 長さ二九・六センチ、巾五・○センチ、厚味一・九センチの大墨ですが、製作時はおそらく長さ、巾、厚味とも一割五分~二割増位の大きさだったのではないか思われ、千二百六十年の保存年月が現在の寸法までに縮んだのではないかと思われます。開元四年(七一六年)は盛唐の玄宗皇帝の時で、この年に遣唐使として吉備真備、阿倍中麻呂、僧玄昉等が長安に派遣されており、その時玄宗皇帝に献上した品々の返礼としてもち帰ったものの一つではないのかとも考えられます。この船型の大墨は中国でも残っていない唯一のものであり我国に現存する最古の唐墨でもあります。船型は墨をねる場合、円筒形につくり、中央部を文字を刻した木型で押せば自然にふくらみが出て、いわいる船の形になります。ここから船型墨と呼ばれるようになりました。当時の墨は油煙墨の発明をみておらず、松煙墨であり、この墨も松煙墨と判断してもさしつかえなかろうと考えられます。

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